国際女性の日イニシアティヴ『Femmes@Tokyo(ファム@トウキョウ)』

CINEMA フランス映画特別上映『女たちの記憶~わたしは愛する、生きる』

日程:2月28日(日)、3月1日(月) 会場:日経ホール チケット発売中

監修者・秦早穂子さんから、皆さんへメッセージが届いています。

明日に向かって女がいまを生きる時、過去の女たちが問いかける。

「歴史は女で作られる」は華やかで過酷な高等娼婦の一生を。「突然炎のごとく」は自由を求める女。
芸術家であることの困難な道のりを「カミーユ・クローデル」から。「昼顔」は、性の内側にひそむ謎を。
「女と男のいる舗道」は、ふと転落していく女。「隠された日記―母たち、娘たちー」は、女三代の関係を現時点で捉える。

自分の発見を、外から内から、スクリーンを通して見つめてみてください。あなたは何を感じるでしょうか?

「女たちの記憶」をテーマに選び抜かれた6作品を一挙上映!

幻の名作「歴史は女で作られる」がニュープリントとなって初の日本上映。
2008年にカンヌ映画祭で絶賛、映画ファン待望のこの機会をぜひお見逃しなく!
ほかにも、絶対見ておきたい名作―ジャンヌ・モローの魅力全開の「突然炎のごとく」、ロダンとの禁断の愛を描いた「カミーユ・クローデル」、ジャン・リュック・ゴダール監督作品「女と男のいる舗道」、カトリーヌ・ドヌーヴ主演の「昼顔」―を一挙上映します。

フランス映画の名作のなかで、実在し、創造された女たち。彼女たちを演じた女優の面影を辿ることで、いまを生きる私たち女、それぞれの思いを重ねる。国際女性の日にあわせて、文学、絵画、音楽のイベントと連動し、「女たちの記憶」をテーマに選び抜かれた作品を上映する画期的な試みである。

スクリーンに永遠の姿を残した女たちは、しばしば強烈な個性を持ち、時に激しい生きかたをし、社会から弾き出され、正当な居場所を拒否されたりもした。それでも、生きること、愛することを探し、ひるみはしなかった。彼女たちの存在の記憶があってこそ、女の歴史は、一歩一歩進んで来た。

これらの素晴らしい作品を見られる貴重な機会を得たのは、パリ・シネマテークの厚意によるもの。働きながら未来を探す日本の若い女の人たちにも、ぜひ見ていただけたらと願う。世界の至るところ、女たちは、本質的には、共通の問題を抱えながら生きているのだから。

――― 監修者:秦早穂子

[ 監修者 ]
セルジュ・トゥビアナ Serge Toubiana
シネマテーク・フランセーズ・ディレクター、元カイエ・デュ・シネマ編集長。1973年より「カイエ・デュ・シネマ」誌で映画批評を始め、81年5月より同誌編集長。雑誌のほか新聞、ラジオなど数々のメディアで映画の紹介をする一方、大学の映画科講師、映画作品のシナリオ執筆など多方面で活躍、映画業界の活性化に努める。93年に記録映画『フランソワ・トリュフォー/盗まれた肖像』を共同監督。『記憶の奥』、『フランソワ・トリュフォー』など著書多数。
秦 早穂子 Sahoko Hata
映画評論家。1950年代後半、フランス映画輸入の仕事に従事し、ゴダールのデビュー作「勝手にしやがれ」、「太陽がいっぱい」などの映画を選択した。カンヌ映画祭にジャーナリストとして45年にわたり参加し、外国映画の紹介に努めた。79年フランス政府より芸術文化勲章を受ける。「パリに生きる女たち」「椿姫と娼婦マリ」など著書・訳書多数。
2月28日(日) 15:45~18:05/3月1日(月) 12:30~14:50

© Films du Jeudi/Films de la Pléiade

1955年の伝説的な名作がニュープリントで蘇る!

2008年にニュー・プリントの複製に成功し、カンヌ映画祭で上映。日本初となる今回の上映は、特別にシネマテーク・フランセーズより許可された、映画ファン垂涎のチャンス!

歴史は女で作られる

1955年公開/110分/カラー シネマテーク・フランセーズ所蔵プリント
監督:マックス・オフュルス 主演:マルティーヌ・キャロル
【修復】La Cinémathèque française.【パートナー】Les Films du Jeudi, Les Films de la Pléiade, Marcel Ophuls,La Fondation Thomson pour le Patrimoine du Cinéma et de la Télévision,Le Fonds Culturel Franco Américain -DGA MPAA SACEM WGA.【スポンサー】L'ORÉAL, agnès b.【支援】Filmmuseum Münchnen,La Cinémathèque Royale de Belgique,La Cinémathèque de la Ville de Luxembourg.

ロラ・モンテス(1818-61)は、スコットランドで生まれた舞姫で、ババリアの王ルードヴィヒ一世の寵姫にもなり、数奇な運命を辿ったクルチザンヌ“高等娼婦”。椿姫ことマリ・デュプレッシとも親交があった。名匠マックス・オフュルス監督最後のこの作品は、1955年封切り当時、フランスはもちろん、日本でも、一部の批評家のみの絶賛で終わった幻の一作である。2008年、新しいコピーの復元に成功。半世紀以上を経て、ようやくその真価を確立した。今日では見られない映像の美しさが堪能できる。

※両日とも上映前に、セルジュ・トゥビアナ(シネマテーク・フランセーズ・ディレクター)による記念講演あり。(約30分)

2月28日(日)~10:00~11:57

© 1961 LES FILMS DU CARROSSE

突然炎のごとく

1961年公開/107分/モノクロ 提供:角川映画
監督:フランソワ・トリュフォー 主演:ジャンヌ・モロー

第一次世界大戦の前後を背景に、オーストリア人の青年ジュールと、フランス人の青年ジムは知り合い、親友になる。この二人に同時に愛されたひとりの女カトリーヌ。その自由奔放な彼女の生きかたを描く。アンリ=ピエール・ロシェの原作。ジャンヌ・モロー歌う「つむじ風」の不思議なメロディーは、優れた映像とともに、忘れられない名曲のひとつ。

※上映前に、開会のご挨拶と、秦早穂子氏による作品解説あり。(計約10分)

2月28日(日) 18:50~21:50

© AFLO

カミーユ・クローデル

1988年公開/175分/カラー シネマテーク・フランセーズ所蔵プリント
監督:ブリュノ・ニュィテン 主演:イザベル・アジャーニ

カミーユ・クローデル(1864-1943)は、彫刻の分野で才能を発揮し、ロダンの弟子となり、やがて愛人となったが、あまりにも激しいロダンへの愛のために、心に傷を負い、死ぬまで病院に閉じ込められてしまう。そのいきさつと当時の社会の状況、特に女が芸術家として自立することの困難さをしっかり見つめた作品。監督と主演のイザベル・アジャーニはかつて愛し合い息子をもうけたが、全てが終わった時、この傑作が生まれた。

※上映前に、秦早穂子氏による作品解説あり。(約5分)

3月1日(月) 16:00~17:25

© AFLO

女と男のいる舗道

1962年公開/80分/モノクロ シネマテーク・フランセーズ所蔵プリント
監督:ジャン=リュック・ゴダール 主演:アンナ・カリーナ

ジャン=リュック・ゴダールに見いだされ女優になったアンナ・カリーナが、ほんとうの真価を発揮した一作。ごく平凡な店員としてパリに生きている若い女が、金がたりなくて、ふと男の後について、ホテルに行ってしまう。なにも心を動かすこともなく、次第に男をひもにして、プロの道に進み、気がついた時は、もう遅かった。ゴダールの非情なまでの冴えた演出が光る。

※上映前に、秦早穂子氏による作品解説あり。(約5分)

チケットは完売しました3月1日(月) 19:00~21:10

© Robert et Raymond Hakim Prod.

昼顔

1966年公開/100分/カラー 提供:コムストック・グループ
監督:ルイス・ブニュエル、主演:カトリーヌ・ドヌーヴ

戦前、発表されて問題を起こしたジョゼフ・ケッセルの原作をスペインの大巨匠ルイス・ブニュエルが脚色・監督した傑作のひとつ。主演作のなかでも、カトリーヌ・ドヌーヴが、もっとも気に入っている作品で、彼女の冷たい魅力のなかに、女性の不思議さが表現されている。なにひとつ、不満のない生活を送っている人妻セブリーヌ。しかし、自分の肉体の底にひそむ抗しがたい力に、昼間だけ、見知らぬ男たちと関係をもち、そこから悲劇が生まれていく。

※上映後に、カトリーヌ・ドヌーヴとセルジュ・トゥビアナ氏(シネマテーク・フランセーズ)との対談によるスペシャル・トークショー開催!モデレーターに野崎歓氏(東京大学准教授・フランス文学者)をお迎えします。(約30分)

チケットは完売しました2月28日(日) 12:45~15:00

© 2009 Sombrero Films - France 3 Cinema - Filmo Mères et filles

隠された日記~母たち、娘たち~(仮称)

2010年、日本全国順次公開予定
2009年公開/104分/カラー 提供:アルシネテラン
監督:ジュリー・ロペス=クルヴァル 主演:カトリーヌ・ドヌーヴ、マリナ・ハンズ、マリ=ジョゼ・クローズ

オドレイはカナダで、働くひとりの女だ。妊娠したが子どもを産むかどうか決心がつかない。彼女は生まれ故郷フランスの、小さな町、海辺の家に休暇で帰って来た。最近死んだ祖父の家の台所の食器棚から、祖母ルイーズの日記と金が出て来た。彼女は50年前、オドレイの母マルティーヌと弟を捨て、家出し、帰ってこなかった。医者になったマルティーヌは、なぜか母について語らない。半世紀の歴史のなかで、三世代の女たちの生き方の違い、自由の問題について描かれる。

※上映後に、カトリーヌ・ドヌーヴとセルジュ・トゥビアナ氏(シネマテーク・フランセーズ)との対談によるスペシャル・トークショー開催!モデレーターに諏訪敦彦氏(映画監督・東京造形大学学長)をお迎えします。(約30分)

上映スケジュール
2月28日[日] 10:00~ 『突然炎のごとく』
12:45~ 『隠された日記 ~母たち、娘たち~(仮題)
※カトリーヌ・ドヌーヴ、スペシャル・トークショー
15:45~ 『歴史は女で作られる』
※セルジュ・トゥビアナ記念講演
18:45~ 『カミーユ・クローデル』
3月1日[月] 12:30~ 『歴史は女で作られる』
※セルジュ・トゥビアナ記念講演
16:00~ 『女と男のいる舗道』
19:00~ 『昼顔』
※カトリーヌ・ドヌーヴ、スペシャル・トークショー
入場料
  一般 学生・60歳以上
前売1回券 (座席指定)
Pコード:556-125
1,300円 1,200円
パスポート券 (限定40枚)
Pコード:461-604
6,500円 6,000円
当日券 (座席指定) 1,500円 1,400円

チケットぴあ独占販売 2月6日[土]午前10時より発売開始
【購入方法】
[1]チケットぴあ窓口
[2]電話予約後、店頭でお受取 TEL:0570-02-9999
[3]ファミリーマート、サークルK・サンクス

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