
ダノンの強みは意志決定が迅速なことと、新たな試みに対して非常にオープンなこと。そして、多くの日系企業とは異なり組織の構造が縦割ではないため、自分の意見を直接トップに届けやすいことです。子どものいる女性が多いのもダノンの特徴ですが、その背後には「社員は自分たちの商品の一消費者でもある」といった考えがあります。われわれは女性向けの商品や子ども向けの商品も扱っていますので、女性社員やその子どもからのフィードバックは大いに商品に生かしていきたい。身近な声を商品に反映していけることは、組織にとっても強みになるのです。
ちなみに大きなスーパーではヨーグルトは100種類くらい陳列されていて、さらに新商品が毎年100種類くらい登場しますから、売り場の確保は大変です。そんな状況下でも、常に消費者の生活に欠かせないものとして商品を提供し続けるには、社内のさまざまな声を生かした迅速な行動が不可欠。私たちのビジネスは、この組織のあり方が支えているともいえます。私個人としては、食品メーカーの営業部門というと業界的には男性多数の世界ですが、女性向けのダノンビオを女性が伝えるためにも、もっと女性の営業スタッフが増えてほしいですね。